先進国の中でも、日本の英語力がかなり低いというのは有名な事実です。
しかし、東京オリンピックの開催や、小学校中学年から英語の授業が始まるなど、英語教育に関心を持つ人がどんどん増えています。実際に幼児期の習い事で、英会話スクールは人気が高いという事実があります。
また、まだ始めていないけど、子どもには英語を習わせたいと思っているお父さん、お母さんはかなり多いです。
でも、日本語を覚える前に英語を教えてデメリットはないの?英語はそんなに重要なの?と思って悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、幼児英語教育の必要性についてまとめています。
幼児期は英語耳を作れる
日本語は母音中心の言語なのに対し、英語は子音中心の言語なため、周波数の帯域が違います。
そのため、日本語に慣れた日本人の耳では、英語はリスニングしにくく、言語として認識する前に雑音と感じてしまうのです。特にRとLの聞き取りが難しいというのは有名な話ですよね。
しかし言語脳が形成される生後6~8か月の赤ちゃんに英語を繰り返し聞かせることで、英語の周波数帯に耳が慣れて、RとLでも自然に聞き分けができるようになるのです。9歳くらいまでであれば、英語を言語として聞き分けができるとされていますが、早ければ早いほどネイティブに近い聞き取り、発音ができます。
英語教育に興味があるのであればできるだけ早い段階、せめて3歳までに英語に触れさせるようにしましょう。逆に大人になって一生懸命勉強したとしても、残念ながらネイティブレベルに英語の聞き分けをするのは難しいと言われています。
楽しく学べる
幼児期は好奇心旺盛な時期でなんでも「遊び」として楽しんで英語に触れることができます。
そして吸収力も凄まじいものがあります。楽しく勉強するとことで英語に対するハードルが下がり、苦手意識をなくすことができます。逆に文字が読めるようになると、文法や理屈などに捕らわれがちで、楽しく覚えるというよりは、机に向かって義務的に勉強するようになってしまいます。すると「楽しさ」は減り、興味も薄れてしまうのです。
英語の土台ができる
幼児期に英語を学んでいても年齢が上がるにつれ、他の習い事が増えたり、通う時間がなくなったりして、英語から離れてしまうことも多いでしょう。
しかし、言語脳が著しく形成される時期に覚えた言語は、馴染みのある言語としてインプットされています。この英語の土台があるかないかはとても大きな差です。
もし、少し大きくなって英語の勉強を再開した時には、きっとスムーズに英語を聞き取り、覚えることができるでしょう。
テストの平均点が上がる
英語の土台ができていると、小中高の授業の呑み込みが早くなりますよね。逆に英語が苦手な子はテスト勉強でも多くの時間を英語の勉強に費やさなくてはならなくなります。
もし、英語が得意であれば、本来英語の勉強に使わなければならなかった時間を他の教科の勉強時間にあてることができ、英語以外のテストの点を上げることができるでしょう。
将来の可能性が広がる
英語ができなくても生活に支障はない!と思っている人は多くいます。
しかし、英語ができる人とできない人の年収は大きく差があるという調査結果もあります。確かに英語ができなくても生活はできますが、選択肢の幅が狭まるのは紛れもない事実です。最近では会社の公用語を英語にしている日本企業も増えています。その会社に入りたいと思っても、英語がネックで諦めてしまったり、入社できたとしても、英語の勉強で休みの日も一息付けなかったりしては困りますよね。
幼児期の勉強時間が多く確保でいる時期に基礎を学び、英語を話せるようにすることで将来の可能性を広げておきましょう。
デメリット
幼児期に英語教育を行うことのデメリットで一番よく言われているのが「母国語である日本語への悪影響」ということです。まだ日本語が未完成な時期に英語を学ぶことで、日本語の能力が劣ってしまうのではないかという懸念です。
しかし、欧州では幼少期から半数以上の子が2か国語以上の言語を話します。
つまり、幼児期の英語教育で2か国語以上を習得したからと言って、母国語が中途半場になるという心配はあまりしなくてもいいのです。しかし、極端に日本語に触れる機会を減らしたり、英語教育にばかり力を入れては、日本語に悪影響がでることもあるかもしれません。日本語で親や友達としっかりコミュニケーションを取り、英語は英語で楽しく勉強を重ねることで、どちらの言語も中途半端にならないようにしましょう。
まとめ
上記でまとめた通り幼児英語教育はデメリットよりもメリットの方が確実に多いのでおすすめです。とはいえ、自宅で英語を教えるのはなかなか大変ですよね。そのため、塾やスクールを受講する人が多いという事実があります。
英語に苦手意識が強い子は楽しんで学べる塾やスクールを選ぶといいでしょう。
埼玉県にあるWISE ME SCHOOLは、ただ机に向かって英単語や文法を覚えるのではなく、外国人の先生と「会話」をして英語を勉強するスタイルのため、自然と文法が身に付きます。英語が楽しい!と思える授業を行っていますので、英語に苦手意識がある子にもおすすめです。ぜひ無料の資料請求だけでもしてみてくださいね。