5、要約問題の対策

要約とは、文章の要点をまとめて短く表現することです。

小論文の問題で、「筆者の主張を要約せよ」という問題が出る高校もあります。

筆者が言いたいことを短くまとめるわけです。

要約練習を今日から始められる練習方法があります。

最初は難しい文章は避け、新聞の投書の要約から始めましょう。

投書は、地域の人が思ったことや考えたことを新聞上で発表したものです。

その人が考えたことや感じたことが、400字程度の文章で書いてあります。

きみと同じ中学生からお年寄りまで、いろんな人が意見や考えを書いています。

少しだけでも読んでみるとおもしろいですよ。

その中から自分が気に入ったものを選んで、一日一つ要約します。

政治経済や環境問題などの投書もありますが、難しいものを選ぶ必要はありません。

本当にどれでもいいです。

最初から要約するのが困難なら、ノートに写すことから始めましょう。

次に、写したものを要約してみましょう。 要点だけをまとめてみます。

400字程度なら、100字要約が目標です。

要約できたら、添削してもらいます。

 

だれが添削するのか? だれでもいいです。

 

だれでもいいので要約を読んでもらいます。

君の要約を読んだ人が、何を書いてあるか理解できればそれでいいのです。

「ここはどういう意味?」と突っ込まれたら、うまい要約になっていないのです。

※ 読んでもらうのは本当に誰でもいいのですが、「この言葉の使い方おかしい!」 「なんでここに<しかし>が入るの!?」などと指摘してくる人はやめておきましょう。

これはあくまで「人の意見を読み、まとめてみる練習」です。

ウマイとかヘタは関係なく、まずは書いてみることに意味があるからです。

要約するときは精読するし、ものすごく考えるので、国語力アップにもなります。

まずは、新聞の投書を写すことから。 次はそれを要約してみよう。

投書の要約に慣れてきたら、「社説」や「天声 てんせい 人語 じ ん ご 」の要約にチャレンジしてみます。

内容がけっこう難しいですが、公民の勉強にもなります。

※ 天声人語・・・・朝日新聞のコラム。 書籍やネットで読むこともできます。 

 

 

 

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