今年はすでに雪が降り、すっかり真冬の感覚です。
この寒い冬が終われば、暖かい春!そして、進学、新学期を迎えることとなります。相変わらず1年っていうのは早いものですね。
中学校から高校もそうですが、心配している方も多くいると思うのは、小学校から中学校に上がる保護者様のだと思います。
友達ができるか、部活何やるんだろ、勉強についていけるか・・・不安だと思います。
よく聞く「中学の壁」というのは、このような不安から来る言葉だと思います。
生活環境、部活動などは、意外に子供はうまくやってしまうものです。
付きまとう「中学の壁」は、勉強での壁だと思っています。
「小学校の時は出来ていたのに・・・」
このような言葉よく聞きます。
これには、このようなカラクリがあるのです。
小学校のテストというのは、80%の子が100点をとれるように作成されています。ということは、普通に授業を聞いていれば100点が取れるということです。
ということは、どういうことかというと
中学生のクラスが100人クラスだとします。そのクラスが、テストを行います。中学生になると、そのテストに順位が付けられるようになります。
小学校のテストは80%の子が100点をとれる内容のテストなので、小学校の時毎回100点をとっていた子が、蓋を開けてみると100人中80番ってこともあり得るのです。
このような子の保護者様が口々のするのが
「小学校の時は出来ていたのに・・・」
です。
1学期の中間テストは、慣れてないからだ!!!と対策をしていないと、1学期の期末テストで、びっくりするような点数をとってきます^^;
この時点で、中学の壁がそそりたってしまっているので、普通に戻すまでには相当の時間を要します。
ただ、ここでよくある勘違いがあるのですが
【中学の壁】
とは、ただ単に部活動とかも始まって忙しくなったからとか、スマホを買ってゲームばっかりやっているからとか、勉強が難しくなったからとかではないのです。
ただ単に、勉強の量が増えただけなのです。
6・3・3制学習が公立の学校の勉強時間です。(6・6・6になっていますが^^;)
見ても解るように、中学校になったとたん学習量が2倍になっています。高校になってからは、4倍になっています。
ギリギリ学習していたのでは、ついていくのは不可能です。
これが「中学の壁」の正体だったのです。
さらに、今の時代 高校は選ばなければ誰でも入れます。選ばなければですけど。
しかし、大学入試は2020年に制度が変わる予定で、どの大学に入学するにも入試問題が同じになります。
ということは、難関高校(偏差値が高い高校)に入っていないと、入れる大学は限られてしまうということです。
例えば、関数ができることできない子ではスタートが違いますからね。
こうなってしまうと、将来 活躍できる場所も限られてしまいます。
子どもの将来を考えるなら、今から準備しておかないと絶対に後悔します。
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