英語では it (それは), this (これは), that (あれは、それは) がよく使われます。
また、that の内容を書きなさい などの問題も出ます。
この指示語の問題は解き方にコツがありますから、覚えておきましょう。
まず、AさんとBさんの会話で考えてみます。
(例 1)
A: 昨日のWBC決勝みた~?
B: あ~、それ見逃しちゃった。
問題: 「それ」は何のことですか?
解答: WBC決勝
(例2)
A: 昨日、USJに行ってきたよ。
B: いいな、それ。
問題: 「それ」は何のことですか?
解答: USJに行ったこと。
(例 3)
A: 最近、部の時間が長く感じる。
B: ぼくもそう思う。
問題: 「そう」とはどう思うのですか
解答: 最近は部活が長く感じること。
(例 4 スピーチ)
A: 小学校の勉強の基本は
読むこと・書くこと・計算することです。
これらは中学生になるにあたり、
また、世の中で生活するにあたっても
大変重要な基礎能力です。
問題: 「これら」は何のことですか?
解答: 読むこと・書くこと・計算すること。
4つの例に共通することは何でしょうか?
そうです、すべて指示語のすぐ前に答えがあるということです。
ですから、「それ」「これ」「あれら」「そう」などの it , this , that , these ,so は
すぐ前を読みなおせば、ほとんど答えが書いてあります。
指示語はすぐ前を読みなおせば、答えがある
では、実際の英文で見てみましょう。
Today many young people don’t like reading books.
They say that books have more words than magazines.
Do you think so ※ magazine(s) 雑誌
問 下線部が表している具体的な内容を、日本語で書きなさい。
The Japanese language is very interesting to me.
English is important , of course.
But, Taro, Japanese is important, too.
Study English hard. And study Japanese hard , too.
That is very important to you.
問 下線部が表している具体的な内容を、日本語で書きなさい。
In the e-mail , Mr Smith said “ We want to live in a house with a large garden.”
My father read the e-mail and said “ That is not easy.”
※ garden 庭
問 下線部が表している具体的な内容を、日本語で書きなさい。
解答
Today many young people don’t like reading books.
They say that books have more words than magazines.
Do you think so ※ magazine(s) 雑誌
問 下線部が表している具体的な内容を、日本語で書きなさい。
本は雑誌よりも多くの文字があること
The Japanese language is very interesting to me.
English is important , of course.
But, Taro, Japanese is important, too.
Study English hard. And study Japanese hard , too.
That is very important to you.
問 下線部が表している具体的な内容を、日本語で書きなさい。
(英語だけでなく)日本語も一生懸命勉強すること
In the e-mail , Mr Smith said “ We want to live in a house with a large garden.”
My father read the e-mail and said “ That is not easy.”
※ garden 庭
問 下線部が表している具体的な内容を、日本語で書きなさい。
庭付きの大きな家に住むこと
長文はまだ難しい・・・という君へ
ここまで読んでくれてありがとう。
長文の話をしてきたけど、「自分はそんなレベルまでいかない・・・」と思った人へ。
(さっそく長文練習をしてみる人は、読まなくてもいいです)
実は中 1 から英語は苦手だったし、もっと基礎からやり直したい・・・・
そんな君に、お勧めの教材を紹介します。
基本単語を覚えたら
単語を覚える方法はたくさんあります。
しかし、受験勉強での単語の覚え方は、単語帳をつくるなどして「単語一つずつ」
覚えようとするのは、かえって効率が悪くなります。
理由 1
受験で必要とされるのは、長文読解能力と、英作文、それにリスリングで、
単語だけを書く問題は出題率が低いからです。
理由2
英語は言葉なので、何かを伝えたいときは文章で表現するからです。
例えば「 the sea 海」という単語で考えてみましょう。
(例) 「海」と聞いて、何を連想しますか?
「泳ぐ」 「砂浜」 「夏」 「ボート」 「波」 「暑い」 「好き」 ・・・・・
私は夏に海で泳ぐことが好きだ。
I like to swim in the sea in summer.
この一文だけで、like、 swim、 summer、 sea、が出てきます。
「 the sea 」に関係のある単語は、「海」に関係のある文章の中に登場します。
ですから、単語の意味は文章の中で覚えたほうが記憶に残りやすいのです。
前ページまでの<基本単語>を覚えたら、そのあとは練習問題の中で覚えましょう。
<基本単語>を覚えましょう!
単語は、品詞ごとにまとめて覚えるといいですよ~
単語は忘れるものです。忘れるために覚えましょう!《単語の覚え方》
………………………………………………………………………………………………………………